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鞍馬
「え?三次募集だった変態スリーのことが知りたい?あなたも物好きねぇっ♪いいわ、教えてあげましょう…」
◆◆◆
重衡
「なんなんですか?あなたは」
鞍馬
「鞍馬の天狗こと、鞍馬よ」
重衡
「ああ、あなたが――それにしても面白みの無い名前ですね」
鞍馬
「なっ、面白みの無い!?年上に向かってなんて言葉…!私は千年以上の時を生きているのよ?」
重衡
「へぇ…それは随分なばばあですね。さぞや若作りに余念が無いんでしょうねえ」
鞍馬
「…年上は敬いなさいって教えられなかった?」
重衡
「残念ながら、敬うに値する年上にあまり恵まれていないもので」
鞍馬
「……はぁ(溜め息)
とまあ、変態その1、平重衡はこんな感じの腹黒青年でした」
重衡
「腹黒とは聞き捨てなりませんね。ここで斬り捨てて差し上げましょうか?」
鞍馬
「チャキ…と、小さな金属音を立てながら、すらりと腰にはいた刀を抜き…ってちょっと待ちなさい!本気で私を斬るの!?」
重衡
「ふふ、冗談です」
鞍馬
「目が笑ってないわ…。とにかく、逃げるが勝ち…ね」
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