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白(M)
「ボク達は双子、二人で一人…。だから化け物扱いも耐えられる…」
鈴
「白…っ、またワタシたち、化け物って言われたね……。ワタシたち、何も、して、ないのにっ…」
(泣きながら)
白
「気にすることはないよ、鈴。勝手に言わせておけばいい…」
白(M)
「あれはたしか、10歳の誕生日を迎える少し前。まだ、兄様に会ったことがなかった頃。王族なのだから、兄弟とはいえ会わないことは珍しくはない。別にボクたちは寂しいとは思わなかった。だって…」
鈴
「母様も父様も…兄様もしらない!ワタシたちのこと、助けてくれない、分かってくれない!ワタシは、白だけいればいい…」
白
「そうだね、ボクたちはお互いがいればそれだけで…」
白(M)
「そう。そう思ってたんだ」
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