慧音宅にて

2/3
前へ
/16ページ
次へ
寺子屋の掃除も終わり 荷物をまとめて帰る準備をする   慧「大分時間が掛かってしまったな、早く戻らないと妹紅が何をしでかすか判ったもんじゃない」 荷物をまとめ、寺子屋に鍵を掛けると帰路に着いた       慧音宅       慧「ただいまぁ~、妹紅~、いるかぁ~?」 玄関を開け大きな声で妹紅を呼ぶ   妹「おかえりなさ~い、ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」 奥からエプロン姿の妹紅が現れた   慧「‥‥‥‥」 口をポカ~ンと開けている あまりの出来事に言葉が出ない   妹「なんだよ、何か反応してよ、恥ずかしいんだから💦」 エプロンを取り顔を赤らめる   慧「あ、いや、すまなかった💦いきなりだったからな💦」 玄関を締め家にあがる       妹「そういえば、この鍵で開かない部屋があったよ、あれは何の部屋なの?」 慧音から借りた鍵を返す   慧「えっ💦いや、何でもないぞ💦ただの鍵が掛かった部屋だ💦」 明らかに焦りの表情   妹「何か隠してるでしょ?」   慧「な、何も隠してなんかいないぞ💦」   妹「ふぅ~ん、ま、今はいいよ」   慧「ふぅ💦」   妹「で、試すって何を試すの?」   慧「そ、そうだったな💦ここの部屋で待っててくれ💦」 部屋を開け妹紅を中に入れる       しばらくして       慧「も、妹紅、ちょっとここ、開けてくれるか?」 部屋の外から慧音の声がする   妹「ん?わかった」 扉を開ける するとそこには山積みの本を抱えて立っている慧音がいた   慧「よいしょ‥‥っと💦」 その山積みの本をテーブルの上に置く   妹「ちょ、慧音💦なにこれ?💦」   慧「小学一年生から高校三年生までの問題集だ。これを出来るところまでやってもらうぞ」      
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

125人が本棚に入れています
本棚に追加