PROLOGUE

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新暦五年 ドームも完成し、経済的余裕のでてきた月に木星方面より隕石が飛来。 その被害から激しいパニックに襲われ、暫く月の経済はストップした。   その後調査により、隕石は人工物であることが判明。   その隕石には、『未知の技術』であるオーバーテクノロジーと、ある機動兵器の設計図がインプットされたバイオコンピューターを搭載していた。 月行政府は戦車や戦闘機等の軍事力を所持していないことを理由に、アンドレイ・デニス・トライバル博士を中心とした研究チームに手に入れた設計図の汎用人型機動兵器の開発を命令。   第一号として開発された物は作業パワーマシンとして利用し、その後研究を重ね、ようやく人型らしくなった時、行政府は自衛隊を結成する。 トライバル博士の名を取り、量産されたTRB(Toraibal)-007『メサイヤ』。 この事件を経て、月と地球の中はより一層冷え込んでいくのだった。
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