PROLOGUE

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新暦二十五年、月側の不足物資要求を連合政府はこれまでの状況から不要と判断。 これに憤慨した行政府は、マスドライバーによる意図的な隕石投棄を決行。 多大な被害を受けた地球連合は、ICBMをラグランジュ・ポイントーーーーーーつまり、月地球間の引力干渉によって生じた重力安定地にスペースシャトルを改造した発射艦に載せ送り込んだ。 L1『コロンブス』と名付けられた宙域に浮かぶ宇宙ステーションに撃ち込まれたICBMにより、数万人近くの作業員や民間人が死亡。 月行政府は積極的自衛権の行使と表し、開発が進んでいたTRB輸送艦十個旅団を地球へと派遣。 事実上の戦争が始まった。
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