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小さく返事をした。
「失礼しま~す。」
そっと、彼女の隣に腰掛ける。
「そういえば… まだ名前を聞いてなかったですね!? 名前は何て言うんですか?」
彼女と次に会ったときは、名前だけは聞いておこうと決めていた。
「千鶴です…。」
彼女は、恥ずかしそうに下を向く。
「千鶴さん…。良い名前ですね!! 俺は、たけしって言います。」
それを聞いて、彼女は驚いたような表情をしている。
「どうかされたんですか!?」
「いえ…。私が待っている人も、たけしさんなんです…。」
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