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今度は私が驚かされた。
『ちっ…。男連れか…。』
少し残念な気持ちを抑えながら…
「その方は、いつも遅れてくるんですね…。ひどい人だ。俺が千鶴さんと待ち合わせをするなら、一時間前には来ますよ。」
少しだけ自分のアピールをした。
すると…
「…。…。…。」
彼女は、少し悲しげな表情をする。
その日も、また話が盛り上がり、あっというまに日暮れを迎えた。
「ちょっと… トイレに行ってきます。」
そう言って、ベンチから立ち上がった私は…
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