◆運命に向けて

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「よしっ!! では今日は、ここまで!!!」 その言葉を待っていた。 「新垣!!もう次からは寝るんじゃないぞ!!!」 先生が、念を押す。 私の名前は、新垣たけし。大学の4年生である。いつも一番前の席で寝ているせいか、教授に名前を覚えられているのだ… 「たけし、また寝てたでしょ!?」 隣の席の真希が言った。 真希は私の自慢の彼女で、大学1年の時に付き合い始めた。 真希の可愛い笑顔に撃沈されたのである。
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