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抱きしめられた…
「仁くん…」
「…結衣のこと、守るから…」
「守る?」
「何かあったら言えよ」
「……うん(^-^)」
―夜―
お風呂から出て、リビングに行くと、窓が開いてる
「??」
ベランダを見ると…
「仁くん…」
「おぉ…」
「窓開いてたから…」
「ぅん…」
「仁くん?」
仁くんは寝室へ行き、
ベッドに座る
「疲れた??
ベッドで寝ていいよ」
まだ何も喋らない…
私は仁くんの隣に座った
「仁くん?……具合悪い? ……⁉」
仁くんが抱き寄せてきた
「なんかさ…結衣は強いんだなって…
…昔は、何か嫌なことされたり、言われたりしたら、俺のとこ来て…
…いつの間に強くなったんだろうって思って…」
「今も変わんないよ。
普通だって(少笑)」
「いつも結衣のこと見てきたつもりだったけど、見てないところもあったんだな…」
「守ってくれるんじゃないの?(少笑)
…嬉しかったんだよ?
"守るから"って言われたとき。
仁くんは昔から変わらないね。
変な人にからまれたり、元気ないときも、いつでも助けてくれた…
"仁くんなら安心できる"って思った。
…だから、 守ってね?
手紙のことはもういいから」
「また届いたら⁉」
「捨てる。仁くんとは、幼なじみだから、何も悪くないし」
「(少笑)…やっぱ強いよ、お前…」
「もう寝よ⁉
あ、ベッド使っていいから」
「一緒に寝れば⁉」
「え⁉」
「何びっくりしてんの⁉
…それともヤダ⁉」
「別に…」
ベッドから離れていた私を呼ぶように、仁くんは手を伸ばした
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