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「確かに分類するならお前の両親は悪に分類されるが、私と違ってお前が嫌悪するようなことはやってない、むしろ人から感謝されることをやってる」
「じゃあ、何で悪の魔法使いなんだ?」
「魔法使いにも色々あってな、組織みたいな物も存在する。今回お前を狙ったのはその中でも魔法使いの半数以上が所属している組織だ。彼らの目的は魔法を一般社会から隠匿すること、一般社会に魔法が広がったらかなりの混乱が予想されるからな」
確かにさっきの黒いヤツみたいのが世界中に広がったら、かなりヤバいことになるだろう、でも、そんな組織が何故俺を狙う必要が…
「基本的には、魔法を悪用するようなやつらを殺すのが主なんだが、アイツらは他に、目撃者や魔法について知った人間の抹殺なんかもする。
お前の親は魔法に関わった一般人の治療や保護をしているんだが、ヤツらからしたら十分敵対する理由になる」
「それでも最近までは現場で会えば敵対する程度だったんだが、現状はわざわざ息子のお前まで狙われるレベルに変わった」
「なんで、状況が変わったんだ?親父が何かやったのか?」
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