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平然としている。
一匹が彼女に触れようとする直前彼女は何かを呟いた。
すると彼女手には一本の日本刀が現れ、その日本刀で彼女は黒い何かを切り裂いた。
黒い何かからは血が飛び散り彼女にの顔や服にかかる。
顔が血で赤く染まった彼女はとても楽しそうに笑っていた。
そんな彼女に一瞬薫は見とれてしまった。
二匹目の黒い何かは切り捨てられたもう一匹を見ると、彼女の少し前で止まる。
「私の後ろに立っていろ」
そういうと彼女は薫から手を離した。
「あんたはいったい」
薫が声をかけるが彼女は苛立たしげに文句を言った。
「黙ってろ、気が散る」
彼女はまた何かを呟くと刀を一度鞘に収め、黒い何かに突っ込んでいった。
黒い何かも彼女に向けて走り、飛びかかろとしする。
しかし、彼女はそれをさせなかった。彼女は薫にはほとんど見えない様なスピードで刀を鞘から引き抜き飛びかかる体勢に入ろうとした相手を切り裂いた。
また、彼女が血に染まる。
「いったい何なんだよこれは」
薫は呟いた。
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