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「タラコスパが食べたい、マヨネーズは使わないで、海苔は多めにかけてくれ」
「了解…材料があったらな」
そう言い薫はキッチンに向かった。
キッチンに向かう薫に巴が声をかける。
「それなら心配ない、さっきキッチンを漁った時に確認した」
薫は人の家で何やってるんだと思ったが口には出さずそのまま歩き続けた。
「そうだ、もう一つ」
巴が思いつだした様に言う
「覗くなよ」
「覗かねえよ」
薫は即答した。
それに対し巴はわざとらしく安心した様な口調で言った。
「それは良かった、もし覗く様なことがあったら、護衛対象のお前を半殺しにしてしまう」
キッチンに入り冷蔵庫の中を確認すると確かにタラコが入っていた。
薫はタラコとバターを取り出すと、戸棚を確認する。確かにスパゲティが入っている。
鍋に水と塩を入れパスタを茹でる。
その間にバターを必要な大きさに切り、タラコを皮ごと細かく刻んでおく。
フライパンにバターを溶かし、湯で上がったスパゲティを入れる。刻んでおいたタラコを入れてフライパンの中で混ぜ、醤油で味付けをする。
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