宿った命

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専門学校も無事卒業し、バイトも辞めて、もう就職まで後わずかだった。 バイトは辞めてしまったケド、パパとは相変わらず仲が良く、ご飯を食べにいったり、電話したりしていた。 パパの子供が産まれた時も嬉しそうに電話がかかって来た。 就職してしまったら、浩二ともなかなか会えなくなるし、浩二ともいっぱい遊んだ。 美香が就職する場所は、ケーキ屋だった。 専門学校もお菓子の専門に通っていたからだ。 何度も受けては落ちての繰り返しで、やっと希望した企業に受かった。 ケーキなどの見た目の華やかさとは違い、仕事は朝早くから夜遅くまでだし、休みは週1日…。 以外と体力を使う仕事だった。 でも、それでも好きな事が出来るので、夢と希望に満ちあふれていた。
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