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「おはようリュカちゃん!」
「ナナちゃんおはようですぅ」
突然性転換した上に魔法少女として戦う――――
琉華はそんな日々にも徐々に慣れてきたようだった。
キャー!キャー!
女子の黄色い声が聞こえた。
「やぁみんな、おはよう」
『キャー真留素さまァーーー!!』
「お退きになられて!真留素様の邪魔でしてよ」
「あー!!真留素様よ!」
「真留素…さま?」
「リュカちゃん知らないの?
あの青髪で爽やかなあのお方は翠河 真留素様!
この桜井学園で人気No.1なのよー!!
そしてくるくるヘアーの人は中等部3年の富羨 符鈴さん。真留素様親衛隊のトップなんだって!」
那奈は意外とミーハーだった。
琉華は元々回りに疎いため他の生徒の事をよく知らなかった。
「でもあたしは蒼遠 曖玖様のファンなの!!
曖玖様は人気No.2で剣道部の主将でとってもクールなの!!」
那奈はいつも元気な子だが、ここまでテンションの高い彼女を見るのは初めてだった。
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