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毎年律儀に送られてくる年賀状には愛娘を抱いて表彰台で微笑む彼の写真が添えられていることもあり、微笑ましいモータースポーツ生活を過ごしていることを嬉しく思ったものだ。
卒業後にサンデーレーサーの道を歩み始めた彼と、プロのレーシングドライバーを目指した僕は、お互いの進路が微妙にずれたけど、モータースポーツから離れる事ができないと言う点で一致していた。
それが僕らの心を、どこかで結びつけていたように思う。
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