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知美の塾が終わるまで、俺はなんて言って告白しようかと、家に帰ってから、いろいろ考えた
たくさん本を引っ張り出してみたり
紙に書いては、声に出して読んでみたり
柄にもなく
告白の練習をした
こんな老けた顔の俺を
知美は好きになってくれるだろうか?
いい返事が聞けるだろうかと?
不安で不安で
でもどうしても思いを伝えたくて…
紙に書いては、捨て、また書いて捨て、
いい言葉を言おうと決めたりして
その言葉を頭の中に叩き込んで
俺は、また知美を塾まで迎えに行った
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