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あれ以来って……いうのは一週間前の。
ホラ、アレだ。
前作の《ぴーんぽーん♪》って依頼がきたやつ。アレの依頼内容は猫探しだったからすぐ見つかったよ。
しかも……依頼主がボンボンでさぁ。もう報酬が……思わずにやけちまうほどだから、今生活費はピンチじゃねぇんだけど……。
「やっぱし暇だよなぁ～。何もしないとさ」
…………………………。
ｚｚｚｚｚｚｚ。
「言ってるそばから寝てんじゃないわよ！」
イリアは右手で作り出したグーを綺麗に俺の脳天にヒットさせた。
「……いて」
パンチくらった。
せめてチョップか何かにしてほしいよね～。一応女の子がグーパンチは絵的にねぇ。
「ところでイリアさぁ……お前いつまでここにいるつもり？」
意味不明なことを考えるのを止めて、たまたま浮上してきた言葉を何にも考えずに口に出してみた。
……よい子のみんなは真似しちゃいかんよ？ちゃんと物事は計画的に進めないと、俺みたいなダメ人間になっちゃうよ～。
まぁもちろんそんな事考えるくらいだったら、俺は迷わず昼寝するけどね♪
「ん？」
あれ？
なんかイリアの顔が暗くなってるけど。
……何かありましたか？今日。スーパーの特売とか何かが。
何？俺？
今の俺の台詞？
あの台詞に深い意味は無いよ？
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