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「蓮……うぜ」
「やっぱ変わったな」
「?」
俺はここ数年間変わったことはないぞ?
「高校生の時は……何でも『無関心』だった」
「そんなもんか?」
両手に持った、いや皿に盛った料理を俺が座る前のテーブルに丁寧に置き、話を続ける。
「そうさ。
反応すらなかったぐらいだからな、
それに比べて、今はどことなく楽しげな雰囲気がする
プンプンしやがるぜ?」
そう言われ、服の袖の匂いを嗅ぐ。
「……加齢臭か!?」
「ちげーよ……どっからきた!その単語!!」
笑いながら、先程の料理を口に運んだ。
「オイ、それ取ってきたの俺だぞ?」
圭介がね。
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