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向かう途中、またチャイムが鳴る
「はいはい、今開けますよっと」
俺は玄関の扉を開けた
そこに立っていたのは女性
眼鏡を掛け、銀髪で長さは肩辺りまで伸びていて、身長は俺より低く小柄、しかし姉貴よりは確実に胸の膨らみがある
……誰?
「あの……どちら様でしょうか?」
「…………………………………」
返事がない上に、表情一つ変えない
「あの~……」
「…………………………………」
……応答なし!
俺はこの状況をどうすればいいんだ!?
「千鶴ー!よく来たなー!」
姉貴がのそのそ歩いてきた
そして千鶴と呼んでいる
確か、どこかで聞いたような名前だな……
「そういえば紹介してなかった。弟のヒデ。高1だ」
名前を略すな!!
紹介するなら、ちゃんとフルネームで紹介しろ!!
そして千鶴さんは携帯を取り出しては、高速でボタンを打ち始めた
10秒もかからない内に携帯を閉じる
何だったんだ一体……
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