†不気味な洋館†

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--?-- 20XX年6月13日 a.m6;20 タッタッタッ・・・──── 階段を駆け上がる音が壁に反響する。 「ハァ、ハァ・・・」 青年の苦しそうな息遣いが聞こえる。そして、足音が屋上に出る扉の前でピタリと止まった。 「・・・・・」 青年は息を整えると、扉の取っ手に手をかける。 ギィ・・・──── 扉は、錆びている為に鈍い音を起ててゆっくりと開いた。  
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