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青年は、屋上へ出ると真っ直ぐにフェンスまで足早に歩いた。後ろを気にしながら。
「・・・・・」
フェンスの側まで来た時、床に何か落ちているのに気付いた。
落ちていたのは、携帯電話だ。
青年は、それを拾い上げようと手を伸ばす。
♪ピリリリリッ ピリリリリッ
「!?」
いきなり、携帯電話がけたたましい音を上げて鳴りだした。
画面を見ると、📩のマークが入っている。どうやらメールを受信したようだ。
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