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声がするほうを見ると、宙に浮いている少女がいた。
…もう、なんでもありだな。
「あんたが誰だか知らないけど、この現象があんたの仕業なら元に戻してくれないか?」
「えぇ~やだよ~、私おにぃちゃんと遊びたいもん♪」
少女はそう言うと、俺の目の前に降りてきた。
「悪いな、あんたと遊んでる暇はない…俺は早く家に帰って深夜アニメを見るんだから!!と、止めようたって無駄なんだからね!!///」
「おにぃちゃん、ツンデレが好きなの?」
と、小首を傾げる少女。
なんとも可愛らしい仕草に俺のハートにぐっさり決ました。
「くっ…負けるな俺!!俺とあの娘とは血縁関係がなく、赤の他人じゃないか…なのに、おにぃちゃん♪って言われただけでこんなに動揺し…いや待てよ?血縁関係がない妹ってのはよく恋愛に繋がってあんなフラグやこんなフラグを立てるという流れが…グヘヘッ…って違ぁぁぁぁう!!」
どうも俺の頭は都合よく赤の他人を義理の妹に置き換えてしまうらしい…
俺…恐ろしい子。
「なに一人ツッコミしてるの?…変なおにぃちゃん♪でもね…そんなおにぃちゃんが私…」
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