387人が本棚に入れています
本棚に追加
行った先は…私を可愛がってくれてる先輩の所。
先輩を見た瞬間…涙が止まらなかった。
黙って話を聞いてくれた先輩…。
先輩が励ましてくれたおかげで、やっと泣きやむ事が出来た。
お礼を言って、教室に戻ったら…合唱コンクールの練習…。
いい加減にしてくれ…と思いながらも、私は伴奏者だから抜ける訳にはいかない。
伴奏をミスったら皆からまた責められる…。
伴奏をミスって学年で1位がとれなかったら…私の責任……。
プレッシャーは想像以上に大きすぎた…。
練習の時に間違えただけでも
「くそッ…。間違えんなよ。」
聞こえてくるこの言葉…。
本番間違ったらどうしよう…と不安でたまらなかったが、無事成功しちゃんと学年で1位もとれた。
あのプレッシャーの中で、あれだけの演奏をした私に心から拍手をしてあげたい。
だけど…お昼ご飯の時の事が頭から離れなくて………1位をとっても心から喜べなくて、喜ぶと言うより「これで文句は言われないだろう…。」という、安心の方が大きかった。
最初のコメントを投稿しよう!