…それから…

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行った先は…私を可愛がってくれてる先輩の所。           先輩を見た瞬間…涙が止まらなかった。             黙って話を聞いてくれた先輩…。         先輩が励ましてくれたおかげで、やっと泣きやむ事が出来た。           お礼を言って、教室に戻ったら…合唱コンクールの練習…。             いい加減にしてくれ…と思いながらも、私は伴奏者だから抜ける訳にはいかない。           伴奏をミスったら皆からまた責められる…。 伴奏をミスって学年で1位がとれなかったら…私の責任……。             プレッシャーは想像以上に大きすぎた…。        練習の時に間違えただけでも     「くそッ…。間違えんなよ。」     聞こえてくるこの言葉…。         本番間違ったらどうしよう…と不安でたまらなかったが、無事成功しちゃんと学年で1位もとれた。             あのプレッシャーの中で、あれだけの演奏をした私に心から拍手をしてあげたい。             だけど…お昼ご飯の時の事が頭から離れなくて………1位をとっても心から喜べなくて、喜ぶと言うより「これで文句は言われないだろう…。」という、安心の方が大きかった。
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