96人が本棚に入れています
本棚に追加
そして今私は何も分からぬまま、大勢の学生の前でステージにあがっている。
教頭『それでは大河内先生、挨拶を!』
ウララ『あ…はい;』
ウララは恐る恐るマイクの前に立つ
ザワザワ…
生徒A『何あれ…』
生徒B『だっさぁーい!』
ウララがマイクの前に立つやいなや、生徒達から罵声がはっせられる。
ウララ『…(無理もないか。こんな格好だし;)』
ウララの格好は極力目立たないよう、黒淵の古めかしい眼鏡に金髪に近い髪をスプレーで黒く染め纏めていた。
教頭達も葉子の替わりに来たというだけ、期待をしていたみたいだった様子でウララを見る目はいかにも期待はずれというものだった。
ウララ『(このクソ親父に、クソ学生ども…いかんいかんばれたらおしまいだ;)………大河内ウララです。よろしくお願いします;』
ウララは今まで生きて一度もやった事ない作り笑顔で挨拶した。
ウララ『だりぃ;帰りて…』
教頭『大河内先生?今何か…』
ウララ『え;?何もないですわ!オホホホ…』
教頭『そうですか;では後は岬先生に聞いて下さい!』
教頭はそういいのこし、去って行った
ウララはまた作り笑顔で手を振った。
ウララ『はーい♪…って岬って誰;?』
最初のコメントを投稿しよう!