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「ここは・・・」
それだけつぶやくと女性はすぐに答えてくれた
???
「ここは永遠亭にある診療所よ。私は八意 永琳(やごころ えいりん)医者よ。そして幻想郷へようこそ。」
意味不明な語句を並べる女性に呆然としながらも、わかる単語をつぶやく
「・・・永遠亭・・・幻想郷?」
永琳
「あなたの名前は?」
「俺の・・・名前・・・桐生・・・要・・・」
ぎりぎりで思い出せた記憶のカケラ・・・他には何も思い出せない
頭を抱える俺に、その一言は向けられた
永琳
「あなた・・・記憶があるのね・・・」
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