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「それが・・・名前しか思い出せないんだ」
俺がそういうと彼女は横に首を振る
永琳
「そうじゃないわ。此処に・・・幻想郷に来た人間はほぼ100%記憶を無くしているの・・・自分の名前すら・・・あなたは名前の記憶がある。あなたはこちらの人間か・・・妖怪か・・・何かしら特別な何かを持っているわね」
俺にとってその事は衝撃の事実。というか、名前しかわからない俺にとって記憶があるというのはどうかと思うが・・・
「なにはともあれ、俺はどうしてここにいるんだ?」
素朴な疑問を投げかけてみる
永琳
「あなたは竹林に倒れていたのよ。運が良かったわね、丁度ウドンゲが買い出しに行く途中であなたを拾ってきたのよ。」
「・・・ウドンゲ?」
永琳
「あぁ、多分そこで見ているはずだから」
と、ドアの方へ目を向けると、長いうさみみがひょっこりと現れた
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