929人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁいい、それよりなんの用だ?てかなんで泣きそうなんだ?」
とりあえずサッサと用件を済ませて欲しかった。
すべてはアニメの為に。
「実はな、俺‥俺…呪いのビデオ見ちまったんだよ~!」
「はぁ?」
なんだコイツは?頭が更におかしくなったか?呪いのビデオってあれだろ、某ホラー映画に出てきた見ると呪われちゃうアレ。
「じゃあまた明日」
こんなバカな事の為に俺は呼び出しに乗ったかと思うと恥ずかしくなる。
「ま、待ってくれ恭平、話を聞いてくれ~」
「ちょ、バカ!足を離せ!お前の戯れ言に付き合ってる暇はないんだ!きらりんレボリューション見るんだぁー!」
「頼むー!五分でいいから、話を聞いて俺を助けてー!」
チッ、俺は一度舌打ちしてこのゴキブリのようにしつこいコイツを見て渋々承諾した。五分したら帰るからな。
「ありがとう恭平~流石は俺の見込んだ男だ。」
満面の笑みで言ってきやがった。ムカつく。
「うるせぇ早く話せ。」
冷たく言い放つと一瞬間をおいて話し始めた。
最初のコメントを投稿しよう!