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俺は貞子さんをベッドに寝かせると、床に座布団と毛布をセッティングして寝ることにした。
コチ、コチ、コチ…。
暗い部屋に時計の音が響いている。
ベッドでは、規則的な寝息を立てながら、この世の春と言わんばかりに気持ち良さそうに寝ている貞子さんがいた。
時々寝返りをうつ時に発する声がなんとも言えない可愛さを醸し出している。
どうせ俺は変態ですよ!
「もうすぐ4時か…」
俺はあれからずっと寝れないでいたわけだ。
だって隣で幽霊美少女が寝てるんだぜ?
幽霊ってとこはやっぱりスルーでwww
わかりやすい理由で申し訳ないが、一言で言うなら、
「寝れるわけねぇー!!」
俺は貞子さんを起こさないように小さな声で叫んだ。
どうせ俺はチキンですよ!
「しかしこのままじゃ寝れないぞ。どうするかな?」
なんとか一人で寝れないかな…?
まてよ、そうだ!一人になれるじゃないか!
隣にある貞子さんの部屋。女の子の部屋を使うってのはいささか気が引けるが、まだ初日だし、貞子さんだって俺の部屋を使ってんだ別にいいだろう。
俺はさっそく隣の部屋に向かった。
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