正しい休日の過ごし方

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「うわあぁぁぁぁぁ!!!」 唇が重なるであろう瞬間俺は目覚める事に成功した。 「助かった…」 あんなに何かにお願いしたのはいつ以来だろうか?ああ、昨日母さんにお願いした以来だ。結果はむなしい事になったけど…。 にしてもあの男、何者だろう? 俺の知り合い?テレビで見た事があるとか? 「そんなはずないか、もうわかんね。危機は去ったしどうでもいいか。」 気付けば外はすっかり明るくなっている。気持ちの良い快晴だ。 俺はとりあえず一階に下りる事にした。 「あら、恭平おはよう。と言ってももうお昼だけど。」 一階には、昨日の事は無かったかのような爽やかさの母さんがいた。 「おはよ。母さん、メシは?」 「勝手に食べれば?それより貞子ちゃんは?」 つめたい…お母様は実の息子より居候幽霊の方が大事だって言うんですの!? 「質問に答えなさい!」 ヒィィ!俺はすっかり母さん恐怖症になってしまった…ι 「多分俺の部屋で寝てるよ。」 …しまった、地雷踏んだ…言った瞬間から母さんが何か野獣を見るような目で俺を見ている。 「違うんだ母さん!つまり―」 俺は夜の事を洗いざらい話した。まあ話さなくても強制的に聞かれるだろうけど。
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