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「わかりました。わざわざありがとうございます。」
「ええ、それと恭平には今後こんな事がないように言っておいたから。あと、やっぱり家具の事は恭平には言わない方がいいわよね?」
「そうですね。秘密にしといた方が無難だと思います。」
…あの家具、今はベッドと机だけだけど、私とあの人の思い出の家具。
「さぁ貞子ちゃん、お腹空いたでしょ?もうお昼だもの、ご飯の用意するわ!下に行きましょう?」
「はい!」
気にしたってしょうがない、えなり君の言うとおりだ。
私は雪江さんと一緒に一階に降りて行った。
―――
「おはようございます!恭平さん!」
俺が焼けた食パンにバターを塗っていると貞子さんと母さんが二階から下りて来た。
「おはよう貞子さん。」
その直後母さんが微笑みながら問いかけてきた。
「あら恭平、パン食べるの?今からお昼ご飯作ろうと思ったのに。」
(゜Д゜)!!?
「ちょッ!母さんが勝手に食べれば?って言ったんじゃないか!?」
「そうだったかしら(笑)まあいいわ、じゃあ恭平の分のチャーハンは無しって事で。」
(笑)じゃねーよ!どんだけヒドいんだよ鬼ババァが!
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