929人が本棚に入れています
本棚に追加
「ひでぶっ!!」
一瞬母さんの腕が何本も増えたかと思うと俺は撃破された。
薄れゆく意識の中で母さんと貞子さんの楽しそうな声を聞いて俺はある事を思い出した。
同窓会、誘われた事一度も無かったなぁ…。
「くっ、ここは?」
俺は何故か庭で寝ていた。どうせ母さんに捨てられたんだろう。
家に入ると母さんがお茶をのみながらテレビを見ていた。
時刻は午後3時過ぎ。約3時間も寝ていたのか…貴重な休みの大事な3時間が…。
「起きたのね、あなたのチャーハン、ちゃんと作ったわよ。」
「母さん…」
感動しました。これぞ日本の母だ!まったく可愛い所あるじゃないか。
「けどあんまり起きるのが遅いから貞子ちゃんと私で食べちゃったわ。」
「(|||Д|||)」
感動した俺がバカだった。そうさ、母さんはいつもこうさ!もう慣れっこだ!あれ、目から汗が…。
俺は仕方なく部屋に帰る事にした。
貞子さんも自分の部屋にいるようだし、大人しくふて寝でもしよう。
部屋に帰って何気なく携帯を見ると耕作から着信が来ていた。
あれ?耕作って覚えてる?一応俺の悪友で幼なじみなんだけど。まぁ俺的には男の幼なじみなんてクソくらえなわけでwww、ツンデレな幼なじみが欲しいと日々願っているのだ。
最初のコメントを投稿しよう!