正しい休日の過ごし方

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着信36件、激しくウゼエ。 見れば2時間前から数分おきにかかってきている。 ヴーッヴーッ。 おっとぉ、またかかってきたようだ。丁度いい、2度もメシを食い損ねたストレスをぶつけてやる。それにコイツにはいろいろ言いたい事もあるしな。 「もしもし」 『おお!!恭平やっと出たか!』 「お前な、いくらなんでも電話掛けすぎだ!だいたい…」 『とにかく恭平、すぐに俺の家に来てくれ!頼むぞ!じゃ!!』 「おい、ちょっと待…」 プーップーッ 切りやがった。家に来い?上等じゃねーか!殴り込みじゃあぁぁぁ!! 俺は耕作の家に殴り込むため一階に下りると母さんと貞子さんが丸めた新聞紙でチャンバラをやっていた…。なんとも言えないショックを受けたのは秘密。 「か、母さんちょっと出掛けてくるから!」 「あら、どこに行くの?」 「ちょっと耕作の家に殴り込みに。」 「そう、釘バットでも持って行く?」 ナイス母さん! 「恭平さん、お出かけですか?」 「はい、殴り込みですけど、貞子さんも行きますか?なんて」 冗談混じりにそういうと貞子さんは目を輝かせて答えた。 「ぜひ連れてってください!」
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