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「えっ!?マジで行くんですか?」
「はいマジです!」
一層目を輝かせて貞子さんはそう言った。
「貞子ちゃんはこの日本刀を持ってくといいわ。」
ちょッ母さんそれ銃刀法違反wwwww
「ありがとうございます!この刀に誓って必ず敵将の首を取ってきます!」
「ちょっと待ったぁ!貞子さん、なにをしにいくつもりですか?」
「殴り込みですけど…?」
あっそうですか、わかってるならいいです。
「まあ殺す殺さないはともかく、遊びに行くんなら貞子ちゃんも連れてってあげて。ついでに夕飯のお買い物もお願いね?」
一番殺る気だったのはあなたですよ母さん!
てか買い物させるのが狙いですか?
「殺さないんですか?久々に誰か呪いたかったんですが。」
貞子さん!?その発言はいろいろまずいですよ。しかも久々って、今まで誰か呪った事あるんですか?
次第に、電話で呼び出したくらいで殴り込みされたり、殺されたりする耕作の事が可愛いそうになってきた。
俺って優しいな。
「ま、まぁ、殴り込みはまた今度って事で早く行きましょうか?」
「そうですか、じゃあ行きましょう。」
「今晩はサンマにするから買ってきてね~」
俺達は母さんに見送られ家を出た。
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