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ちなみに、何故貞子さんを連れてくかと言うと、ノリが半分と後は耕作のバカにあのビデオの事で話すなら実際に貞子さんを連れてった方が良いと思ったからだ。
まぁ何を話すかはあまり決まってないが…。
時刻はもうすぐ午後4時。電話が来てからだいぶ時間が経ってしまったな。
冷たい風が俺と貞子さんを容赦なく襲う。
10月にもなると夕方はもう寒いな…。
「うう~、寒いですね~」
見れば貞子さんは、あの映画で着てたのと同じワンピースみたいな服と、サンダルといういささかこの季節には似合わない服装をしていた。
「貞子さん、そんな格好じゃ寒いでしょう、言ってくれればコートと靴ぐらい貸したのに。」
「ついこのままで来てしまって、恭平さんは暖かそうですね。」
「これ、着てていいですよ。」
そう言って俺は着ていたジャンパーを貞子さんに着せた。
別にフラグの為とかとかそんなんじゃ無いんだから!
「いいんですかぁ!?ありがとうございます!」
そう言って、嬉しそうに笑った貞子さんは本当に可愛いくて、俺はなんだか熱くなった。
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