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「おい耕作!大丈夫か?」
さすがに同情して声を掛けてやると耕作は神速とも言える早さで俺を睨んだ。
飛天御剣流?
「耕作?」
「じゃ、じゃあつまり…貞子さんは今恭平の家に住んでるって事か!?」
あれ?そこ?
「いやいや耕作、もっとつっこむ所があるだろ?幽霊だったとかいろいろ。」
「幽霊?そんなの大した問題じゃねぇぜ!だってこうして触れるし、とにかく可愛いもん!!」
真性のアホだコイツ…
耕作は貞子さんをいやらしい手つきで触りまくっている。おい、そこはマズいだろ!!
貞子さんは顔を耳まで真っ赤にして『あっ、ふぅ、ひぁぁ』とか言ってる。え?これなんてプレイ?
「って、違うだろ!耕作、いい加減に…」
「ヴァァァァァァ…」
あれ?
俺が耕作をシバこうとした瞬間、耕作は頭を抑えながらいきなり倒れこんだ。
「はぁはぁ、いい加減にしてください。これ以上やるなら呪い殺しますよ!」
「貞子さん?一体何を?」
相変わらず耕作は悶え苦しんでいる。
「あまりにも手つきがいやらしいので軽く呪いました。今は頭痛程度で抑えてますが、まだやるというなら命を奪います。」
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