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「香住!!」
俺はまず、立ち尽くし大笑いしている香住に声をかけた。
「あっ!恭平!遅かったわね?」
「遅かったわね?じゃねーよ!一体何があったんだ!?」
「別に…」
ちょwwwwそれなんてエリカ様wwwww
「答えろ!」
俺は香住の両肩を鷲掴みにして向きあった。
「ち、ちょっと恭平!」
「なんだよ?」
「…なんでもないわよ!」
なんだコイツ?赤くなって、そんなに暴れたのか?どうでもいいから、早く何があったか言いやがれですぅ!
まったく、騒ぎが大きくなる前になんとかしないと、また警察沙汰になってしまう!
「あたしがここに来たらもう耕作が来てて、遅い!って怒鳴ってきたからちょっと言い返したら、耕作のやつ、さらに怒っちゃって…」
「なるほど、それで大暴れしたわけか?」
香住は黙って頷いた。
なんだか今日のコイツはいつになく弱気な気がするが…気のせいか。
にしても、どうして口喧嘩からここまで発展するのかわからない。
ほんと、コイツらのテンションにはついていけない…。
さて、次はあの二人か。
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