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突然の豹の質問に目をパチクリさせる彰。
「…俺が佳奈美と!?」
いつになく神経な表情で頷く豹。真面目にそう考えているようだ。
そんな様子を見た彰はケラケラと笑いながら答える。
「んな訳ねーだろ、
だいたい学校楽しむのを邪魔してんのはアイツだからな」
「じゃぁ抱き合ってるのは?
結構あれ噂になってるぜ」
「あれは昔からだからな。しょうがない…、やるなって言っても止めようとしないし」
彰の言葉を聞くと安心した様子で息をフーと吐く。
「俺達彼女いない組から抜け出そうとしてるのかと思ったぜ。
勝手に彼女作ったら怒るんだからな」
「俺がいつそんな団体の一員になったんだよ。
それに彼女作るのは俺の自由だし作ろうとも思わないから」
すると、豹はため息をついた。
「これだから彰は、
まぁ俺の可愛い彼女を指をくわえて見てるんだな」
「豹にはそんな人出来ないだろうがな」
おい、気にしてるところをズバッと言うなよな…。
「???」
右拳に力が込もっている豹を不思議そうに見つめている彰だった。
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