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「一日目終了だな!瞬、帰……」
空気の読めない明でも様子がおかしいことに気付いたようだ。
明、君も空気が読めるようになってきたね。俺は嬉しいよ。
「瞬……お前その娘と友達か!?お前の友達は俺の友達……いや寧ろ恋人だ!さあ彼女!……ぐべらっ!」
……前言撤回。
やっぱり空気読めない残念な子だ。
ちなみに今殴ったのは梓であって俺じゃない。
いやぁ梓が空気読める人でよかった。
「バカ明が……瞬、なんか話すことあるんでしょ?あたし達は先に帰っとくわね」
「あ、うん、ありがとう」
そう言うと梓は明を引きずっていった。
「……あの人は大丈夫ですか?」
「うん、明は不死身だからね」
俺は苦笑しながら言う。
「瑠璃ちゃんはどうしてここに?」
「それは歩きながら話します」
「おーい、瞬の様子見なくっていいのか?
見た感じ仲の良い子だったっぽいじゃないか?」
復活して自分で歩く明が後ろから言う。
やっぱりそう思うか……こんなのでもやっぱり私と同じ幼なじみなのよね。
「たぶんそうなんじゃない?積もる話もあるでしょ。邪魔しちゃ悪いわよ」
「無理しちゃって……」
「なんか言った?」
「いやなにも」
知らん顔で垣根の上を歩く猫なんかを見てる。
まったく……明はお節介よね。
でも一体どういう関係なのかしら……
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