珠玉のセナ語録 「グランプリ、そして人生」

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自らの信念に忠実だった。 心が動きそうな時は、何よりもそうあろうとする。 そして絶対の自信で語り、行動し続けた。 個性の強さは、時として必要以上にアクの強さを印象づけ、相手を困惑させることもあった。 欲求へのこだわりは、子供のような純粋さ。 具体的には、老いて身につくしたたかさ、があった。 僅か34歳の人生。グランプリのキャリアは満10歳を過ぎたばかり。 しかし、グランプリでの10年はセナを研ぎ澄まし、レースばかりか人生の高みへと押し上げたのだろう。 そんなセナはグランプリに、人生に、何を感じ、どう生きようとしていたのだろうか。 昨年(1993年)行われたアングラ・ドス・レイスでのインタビューに、 セナ・フィロソフィーのキーワードが見え隠れしている。 セナの“心の解放区”で発した、印象深い言葉に、 今、もう一度耳を傾けたい。
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