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「………これは?」
見出しを見てアリスは呆然とする
「女王が昨日の会合で発言したそうです」
シロウサギの言葉など耳に入らずただアリスは呆然と新聞を読む
「な、何かの間違いだよね?」
我に戻ると新聞を否定する
「…………」
アリスの言葉にシロウサギは無言で下を俯く
「……何で私なの?
何故王族に全く関係ない私が…」
アリスは頭を抱えしゃがみ込み泣きそうになる
「大丈夫です、僕が貴女を守って見せます
だから……泣かないで下さい」
シロウサギはしゃがんでアリスと目線を合わせ慰めるように言う
「でも…首を捕るって
私…殺されちゃう…」
「そんな事させませんッ
何があっても!!」
シロウサギは先刻よりも大きな声をあげアリスの涙を手で拭う
「…シロウサギ」
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