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卒業式から1週間後
隼人は引っ越した。
僕は春からレストランのウエイターのバイトを始めた。
レストランの名前はハピネス。
席が10席ほどの小さい店だった。
初めてのバイト。
すごく緊張して初出勤の前日は眠れなかった。
バイト当日
店長につれられて
ホールで朝会が始まった。
店長は気さくで冗談ばかり言う人だった。
店長「今日から働く事になった桜元(サクラモト)健太だ。みんな可愛がってやってくれ(笑)」
僕「桜元健太です。働く事が初めてで失敗ばかりするかもしれませんがよろしくお願いします。」
自己紹介をして
一通り仕事の流れを教えてもらった。
店長「あー!中村ー桜元の教育よろしくな!」
中村「了解でーす」
中村と言う人は
バリバリ仕事ができる
キャリアウーマンみたいな人だった。
僕の予想では
年は20代前半だろうと思った。
この人と出会って僕は変わるなんて
今の僕には考えられなかった。
中村「えっとー桜元くんだっけ?あたし中村麻里(ナカムラ マリ)よろしくねー」
僕「あっはい。よろしくお願いします。」
中村「そう固くならないでー気楽に行こー」
僕「はい!」
麻里は軽く自己紹介をすると
さっそくホールの仕事を詳しく教えてくれた。
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