~参時限目~ Sクラスの人も中身は普通の学生だったりする

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“お出掛けですか?” 「アッハッハ。それじゃ竹箒持ったオジサンじゃないか」 “そうなんですか?” 「そうそう、こっちだとそこそこ有名なんだけど、そっちじゃわかんないか」 “わかりませんねぇ……あ、良ければ少々教えてくださいませんか?” 「そうだな、ちょっと時間あるし」 ティフィアにこっちの世界について話して時間を潰すことにした。 意外とこっちのことを知っていた。どこで知ったのか聞くと、事前にいろいろ勉強したとか。普通そこまでしない気がする。 しばらく話したら30分経ったので家を出た。 「おっはよー」 「あれ、松茸がいる……?遅刻したか……まずいなぁ……スマン、吉本!時間間違えてた!」 「いや、合ってるから心配するな」 「え、マジ?やったー。じゃ松茸は見間違いか」 「います、ここに!ってか、僕が時間通りにいたらおかしいですか!?」 「まぁ、そこそこ?」 「ふっ、僕をあまり見くびらないで欲しいね……女の子を待たせたりはしないよ」 「なぁ、どんなメールしたんだよ?俺に来たやつじゃ松茸は時間通り来ない確率高くね?」 なんかキラーンって感じの松茸を放置して吉本にこっそり聞いた。 「いや、俺ではなく真堂がメールで呼んだから内容は知らん」 「そうか」
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