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なら納得がいく。その麻里亜さんは未有ちゃんと話している。
まだ10時までは5分くらいあるが、奈々華さんが来てない。
「主役の登場だな」
「おはよー。ってもう皆いるの?早くない?」
「おはよー、奈々華。多分、皆暇だったんだよ」
「吉本、今日は何すんの?」
「あぁ、松茸はとりあえずヒンドゥースクワットでもしててくれ」
「わかったよ。………いや、なんで!?」
「なんだ、やらんのか……まぁいい。昨日勝った真堂が赤星に何をするかを見学、もしくは協力する」
「そんなぁ!昨日のことは忘れて、今日はぱぁーっと遊ぶ……ってのにしよ?」
「奈々華、逃げちゃダメだよ?」
必死に逃げようとする奈々華さんを麻里亜さんがホールドしながら楽しそうに言った。
「大丈夫、悪いようにはしないって」
「……じゃあ、今日ボクに何させるのさ」
なんか奈々華さんが弱々しくていつもより可愛く見えてしまった。
「吉本君、どうしよっか?あまり無理言っても可哀想だけど軽すぎるのも面白くないし」
「少し考えるか……だが松茸が邪魔だな」
「そんなヒドイこと言わないでさ、僕も混ぜてよ」
「川村、頼む」
「松茸、あの2人可愛くね?」
「え!?どこ!?」
「ほら、あのベンチに座って話してる2人。行ってこいよ」
「んふふ……ちょっと行ってくる!」
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