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松茸が走ってナンパしに行った。松茸は扱いやすい。
「それと川村、赤星をこっちの話が聞こえない位置まで連れてってくれないか」
「別にいいけど、あんま変なこと考えるなよ？」
「悠翔君こそ、奈々華を人影無いとこに連れてって変なことしちゃダメだよ？」
「し、しないから大丈夫だよ」
「ホントですか？」
「未有ちゃんまで疑わないでよ……」
「とりあえず、行ってくれ」
「はいはい」
仕方なく奈々華さんとその場を離れることに。とりあえず松茸にさっきナンパされてた２人がいたベンチに座る。そういや松茸とあの２人が見当たらないな……まぁいいや。
「奈々華さんも災難ですねぇ」
「ホントだよ……クイズじゃなけりゃ勝てるのに……」
「まぁ、それでも吉本には勝てそうにないけど」
「かもね。160の球を完璧に打つなんて普通じゃないよ」
「それが吉本という完璧超人だよ」
「でも麻里亜なら勝てるはず！」
「運動が得意なんだね」
「まぁね。あ、でも悠翔君には130のバッティングで負けたなぁ」
「あれは偶然……ってか数えてたの？」
「ボクが30球中14で悠翔君が15だよ。いやぁ、あの時は勝てるかも！って思ってたからね。結果はあれだけど、アハハ」
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