~参時限目~ Sクラスの人も中身は普通の学生だったりする

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“奈々華、えらい楽しそうやな” いきなり知らない精霊が出てきた。全体的に赤いな。 「精霊?」 「あ、ボクの精霊」 “フレイや。よろしゅうしてな” 「あぁ、よろしく」 精霊にも、関西人っているんだなぁ、と心の中で感心してしまった。精霊界にも関西ってあるのかな? “フレイじゃない、久しぶりね” “お、ティフィア。久しぶりやん” 勝手にこっちの精霊まで出てきました。ってか、どうゆう時に出てくるんだ?気分か?気分なのか? 「知り合い?」 “そうです、しばらく会ってなかったものですから” 「世間って結構狭いのねー」 “そうやなぁ” ここで吉本がこっちに来いという合図を出してるのに気付き、奈々華さんを連れて3人の元へ。丁度よく松茸がかなりブルーになって帰って来た。 「とりあえずお昼食べるとこ決めよ」 「ただ、俺抜きで、だ」 「ナニユエ?」 「いろいろやることがあってな。なに、昼飯の間だけだ」 「妙なことを思い付いたな、貴様……」 「さぁな。じゃ、また後で」 ひらひらと手を振って吉本は去っていった。 「……昼どこ?」 「おぉ、松茸。生きてるならそう言ってくれ」
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