~参時限目~ Sクラスの人も中身は普通の学生だったりする

7/41
前へ
/331ページ
次へ
「この辺安い店ある?」 「ボクらは初めて来たからわからないんだよね、アハハ……」 「そうだなぁ……あ、ドーナツなんてどうだろ?」 「ドーナツ?僕はドーナツなんかよりハンバーガーのがいいんだけど」 「昨日食ったじゃん」 「あ、そか。ならドーナツでいいや」 「それでいい?」 「ボクはいいよー」 「私もー」 「私はドーナツが食べたいです!」 「じゃ、そこにしよう」 駅前にある広場みたいなとこから距離50メートルといったところにあるドーナツ屋を指差す。 「まだ昼には早いけどこのくらいのが空いてるし」 店に着いたが思った通り客はまだまばらだ。 俺らはドーナツと“パフェ”を頼んで席に着いた。 「なぁ、悠翔。ここドーナツ屋だよな?」 「何を今更……あたり前だろ?何故そんなことを?」 「なら何故お前はパフェを持っている!?」 「あ、これ?ドーナツの小さな塊みたいなのが入ってる珍しいパフェでね。この店にしかない、新メニュー!」 いろんなドーナツの小さいやつが入ってる。特徴は生クリームとカスタードクリームが多いということ。そしてバカでかい。ちなみに4人前。 俺と対面して座ってる3人の女の子が凄く欲しそうな目でパフェと俺とを交互に見る。
/331ページ

最初のコメントを投稿しよう!

215人が本棚に入れています
本棚に追加