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「この辺安い店ある?」
「ボクらは初めて来たからわからないんだよね、アハハ……」
「そうだなぁ……あ、ドーナツなんてどうだろ?」
「ドーナツ?僕はドーナツなんかよりハンバーガーのがいいんだけど」
「昨日食ったじゃん」
「あ、そか。ならドーナツでいいや」
「それでいい?」
「ボクはいいよー」
「私もー」
「私はドーナツが食べたいです!」
「じゃ、そこにしよう」
駅前にある広場みたいなとこから距離50メートルといったところにあるドーナツ屋を指差す。
「まだ昼には早いけどこのくらいのが空いてるし」
店に着いたが思った通り客はまだまばらだ。
俺らはドーナツと“パフェ”を頼んで席に着いた。
「なぁ、悠翔。ここドーナツ屋だよな?」
「何を今更……あたり前だろ?何故そんなことを?」
「なら何故お前はパフェを持っている!?」
「あ、これ?ドーナツの小さな塊みたいなのが入ってる珍しいパフェでね。この店にしかない、新メニュー!」
いろんなドーナツの小さいやつが入ってる。特徴は生クリームとカスタードクリームが多いということ。そしてバカでかい。ちなみに4人前。
俺と対面して座ってる3人の女の子が凄く欲しそうな目でパフェと俺とを交互に見る。
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