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「一緒に食べる?」
「「「いいの!?」」」
「アハハ……そんな声揃えて言わなくても。これ4人前だから丁度いいかなって」
「悠翔、5人いるよ」
「あ、大丈夫。お前は頭数に入ってない」
「なるほど、って、納得できるかぁ!」
「頼むよ、男前の松茸様はパフェよりドーナツ食べる方がよりカッコ良く見えるんだって」
「なんだ、ちゃんとその辺考えてくれてるのか、ありがとう」
「なんて扱いやすいやつ」
「なんか言った?」
「いやぁ、ドーナツ持ってる松茸がカッコいいって」
「やっぱり?いやぁ、僕は何しててもカッコいいんだなぁ」
女の子たちがキョトンとしてこっちを見てるので松茸をほっとくことにする。
「一緒につついて食べなきゃいけないけど、それでもいいならそっち側からどうぞ」
スプーンを3本差し出すと3人はそれをとって上からつつき始めた。
「これ凄く美味しいですぅ」
「ホントだ!あまぁい」
「これはスゴイ!」
「満足してもらえて光栄です」
「でも悠翔さん、こんなに大きいと、値段もそれなりに高いんじゃあ?」
「確か……野口君が2人半くらい?」
「悠翔君まさかこれ1人で払ったの?」
「そりゃ俺が勝手に注文したからね」
「ダメだよ、悠翔君!ボクは少し出すから!」
「いやいや、大丈夫……」
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