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この馬鹿は修正不可だ。そう全員が思った。
吉本が歩き出した。
「どこ行くの?」
「そうだなぁ……川村の家は?」
「まぁ、いいよ。多分誰もいないし」
「じゃあ、決まりだな」
6人で俺の家へ。駅から歩くこと20分。自転車なら10分なんだけどな。
「鍵が開いてないということはやっぱ誰もいないな。入っていいよ」
「「「おじゃましまーす」」」
「2ヶ月ぶりだなぁ」
「お邪魔します。そうだな」
「そうだっけ?まぁいいや、とりあえずその辺座って。椅子足らないから松茸は床に生えといて」
「しょうがないな」
(((あれでいいんだ……)))
さっきから女の子3人の息がぴったり合っている。そして松茸は床、他の4人がソファー、俺は立ってる。
「で、俺んち来て何すんの?」
「罰ゲームの続きだ」
「もうやめようよ……」
「ダメダメ、じゃあ、奈々華は悠翔君連れて悠翔君の部屋に行ってきて」
「えぇ!?」
「待て。川村、ちょっと」
吉本にこっちにこいと言われたのでそっちに行く。そして松茸がまたしても邪魔だからどかしてくれという話だ。ならなんで呼んだのやら。
「松茸、もうすぐ俺の可愛い妹が帰ってくるかもしれん。玄関で正座して待ってれば会えるぞ」
「マジで!?ぃやっふー!」
速いなぁ。もう正座してるよ。
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