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前言を撤回しよう。
やはり結婚するならわんわんおまわりさんな国家権力よりにゃんにゃん可愛い女の子の方がいい。
ちなみにこのにゃんにゃんには十八禁的な意味あいも含んでいるんですよなんてちょっと下ネタ言ってみたり。えへへしょーがないだって男の子だもの夢は美幸ちゃん並みの美少女とにゃんにゃんすることですなんちゃって!
いっそ吐き気がするほどに不謹慎な言葉を並び立ててそれでも七割は本気だったりして、頭の中でふよふよ、羊雲に似たピンク色の妄想を飼う。それもまた現実逃避。
「……」
まぁとにかく国家権力と結婚は嫌だなぁと、しみじみ思わされたそんな昼下がりの午後なワケですよ。
しかし現在地がインザ警察インザ取り調べ室だったりするもんだからああ定番メニューであらせられるカツ丼様が食べたくなってきたどうしよう。そういや俺胃袋の中出し尽くしたしね。
「……あー……」
母音をのばして溜め息を作ってみる。
それは二酸化炭素となって世界に送信された。
──あの後番号案内サービスを駆使し119を教えてもらった俺は無事警察に美幸ちゃん一家が文字通り首を長くして死体が回収されるのを待っている旨を伝えた。
そこまではよかったのだけれども、やってきたおまわりさんもとい刑事さん達の性格にまでいらんオプションが付属しているとは果たして誰が予測していただろうか。
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