今ならば

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春一番が吹き荒れたとき、貴方の声が聞こえたきがした。 自分からは話を止められなくて、少しの沈黙がいたたまれなかったあの頃。 あれから2年の月日がたつけど、忘れたことなど一度てないわ。 貴方の低い声 貴方の大きな手 その声から紡ぎ出される音は、私にとっての鎮魂歌。
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